2010年6月28日月曜日

壁を超える瞬間

今日は米子が最終日ですが、
今回の目標。
「伯方の塩ラーメン」の試食を最高の状態にする!
は、完璧に仕上がりました。( ^ω^ )ニコニコ
この前の、尾道では95点と言っていましたが、
今回の米子を100点とすると、
尾道は80点くらいだったのかなと思うくらい、
格段に状態が良くなりました。
試食を食べたお客さんの反応も、
「美味しい~」が連発!
試食を食べてくれた人はかなりの確率で購入してくれました。
ついでに、「伯方の塩だれ」の試食も絹ごし豆腐を使うことで、
反応がグーンとよくなりました。( ^ω^ )ニコニコ

フォト

大体、当店の「伯方の塩ラーメン」は、
店と同じ味を再現するために、
加水率の高くない細麺、デリケートなスープで、
試食販売には麺、スープ共に試食向きではなく、
普通の人がやっているノウハウでは、
麺はすぐにコシを無くし、
スープは風味が飛んでしまい塩気が表に出てしまいます。

麺が太いとか、加水率が高くコシが強いとか、
醤油や味噌で風味が強いとか、
化調を沢山使っていて塩角が取れている、
なんてものなら試食も簡単なんですけれどね(;^ω^)

麺を茹でるときに塩を少々入れて茹でる。
茹でたあとに流水でしっかり冷やす。
水をしっかり切ったあとに、
乾燥を防ぎ麺をしめるために油でコーテイングする。

スープは熱伝導が柔らかなガラス容器を使って湯煎する。

試食の前に、小分けした麺を軽く茹で、
小ネギを少し入れ、スープを入れて提供する。

フォト

文章で書くとザッとしてしましますが、
お客さんの反応に一喜一憂しながら、
ここに辿りつくまでに試行錯誤の連続。
細かいノウハウが沢山あります。(伝わらないだろうな~)

途中で、
試食して本当の味よりグレードがかなり落ちるし、
うちの塩ラーメンでは試食は無理じゃないかと、
試食自体やめた時期もありました。

しかし、今年の4月から
本格的に試食の完成に向かって本格的に再始動!
今までのノウハウのもとに微調整したり、
大胆に方向転換したりして、
今回の好感触連発につながりました。

これからは、試食販売をメインにどんどん出かけますので、
お近くに行ったときにはぜひお試しください。( ^ω^ )ニコニコ

ところで今回、
壁を超える瞬間というのをはっきりと感じました。
今までは、お客さんの試食の反応におどおどしてたのですが、
今回は、試食に自信が出来たためか、
お客さんに試食を出すことが怖くなりました。
自分自身が悩み、悶々としながら、
乗り越え、積み上げたノウハウだということが大事なのでしょうね。
借り物のノウハウでは、この安心感と自信はないと思います。

人から見たら、な~んだと思うようなことでしょうが、
「伯方の塩ラーメン」の繊細な美味しさを伝える。
という壁を超えるために、
いい年をしたオヤジが5年かかりました。

でも、この繊細な味を試食で伝えられるのは、
日本で伝えられるのは私しかいないと勝手に思っています。

試食では、今まで誰も伝えることが出来なかった、
新しい味を全国の人に伝えていくという、
新しい楽しみができました。( ^ω^ )ニコニコ

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